
無洗米は高いと思っていた
毎日食べるお米、研いでますか?無洗米を買ってますか?私は無洗米って、ちょっとセレブで生活に余裕のあるおうちとか、バリキャリの共働きのおうちが使うお米だと思っていました。
例えば我が家で頼んでいる生協のチラシを見ると、こしひかりは
普通の白米が5kgで1,780円、同じ品種の無洗米が1,880円。
だいたいどの品種も、5kgで100円くらい、無洗米の方が高いです。
私は以前、お米なんてしょっちゅう買うものだし、そんなん贅沢しないで100円分、手間かけて研いだるわ!と思っていました。
でも実は、無洗米の方がコスパがいいことに気がついたんです。
水道代
まずすぐ思い当たるのが、お米を研ぐときにかかる水道代。うちはもう無洗米一筋なので、お米を研ぐのに自分でどのくらい使っているのかわかんなくなっちゃったので、一般のデータを参考にしました。
すると、全国無洗米協会というところで、お米を研ぐのに使う水の量を検証していました。
3合のお米(3人家族の約1日の消費量)を研ぐのに、
平均で4,540mℓ(お米の重量の約10倍)の水を使っていることが分かりました。
これを1年間通して行うとすると、1,657,100 mℓとなり、
東京都区内の水道代(下水道代を含む)で548円になります。
研ぎ方とか住んでいる地域の水道代にもよるでしょうが、1 か月で50円弱くらいでしょうか。
冬に温水で研ぐ人は、これにガス代とか電気代もプラスされますね。
☆普通の白米は、水道代が1 か月で50円弱くらいかかる。
(もちろん無洗米はゼロです)
正味量
普通の白米と無洗米では同じ5kg入りでも、実際に食べる量に差が出ます。普通の白米には、米を研ぐことで失われるヌカ等の”洗米ロス”が約3~5%発生します。
仮に4%とすると、食べられるのは
普通の白米の正味量 4.8kg
無洗米の正味量 5.0kg
これを生協のこしひかりの価格で1kg当たりの正味量の値段を計算してみました。
普通の白米 1,780円÷4.8kg=370.8円
無洗米 1,880円÷5.0kg=376.0円
その差5円!1か月に約10kgお米を食べると50円です。
ちなみに、お米の計量カップに、無洗米用の計量ラインが満杯よりちょっと下の方に引いてあるのを持っている方もいると思います。
あれは、無洗米の方がヌカを取っている分、粒が小さいのでいっぱい入るためです。
普通の白米と同じ計量で炊くときは、水を多めに入れることになりますね。
☆正味量では無洗米の方が、1か月に50円高くなる。
(ただし洗米のときに米をこぼさないこと!)
栄養と安全性
無洗米は普通の白米からヌカだけ取っているので、栄養は基本的に変わりません。むしろ普通の白米は研ぐときに、水溶性のビタミンB1、ナイアシンが流れていっちゃうのですが、無洗米なら大丈夫!
疲れとれるよ~。口内炎治るよ~。
無洗米に水をそそぐと、少し白濁するのですが、これはヌカではなくてお米のデンプンなので、そのまま炊きましょう。
あと、コスパあんまり関係ないけど、どうやって無洗米にしているのか。うちは子供がいるので気になるところだったのですが、安全性も高いそうです。
ヌカを取るのに薬品とか使っているわけじゃなくて、ヌカの性質を利用してヌカをヌカでとってるとか。
だいたい素人が自己流でわしゃわしゃ米を研ぐよりも、プロの技術を採用した機械で研いだ方が、いつも均一な仕上がりでおいしいに決まってるでしょ!
まとめ
以上、コストだけ比べると両者同じくらいか、無洗米の方が数円多くかかるかもしれません。でも栄養は無洗米の勝ち!!しかも米を研ぐ手間と時間を考えると、無洗米の方がコスパがいいと思ったのです。
しかも、毎回こしひかり買いますか?見栄張りましたごめんなさい。自分で例に挙げといてなのですが、もう少し安い無洗米を買えばいいじゃん!
うちはあきたこまち派です。ななつぼしとかも食べます。
お米は毎日食べるもの。小さな積み重ねが大きな節約になります。
個人的には、冬のあの冷たい水で米とぎをする辛さ、そして毎日の手間を考えたら、少々コスパが悪くても無洗米を買ってもいいと思うのです。
もっと日本の主婦は、家事に手を抜くべきだと思う!
無洗米をおいしく食べるコツは、炊く前に30分くらい吸水させること。
ワーママだとタイマー使うから余裕だと思います。
これからは堂々と無洗米を食べましょう!!
ちまちま節約にもなって、栄養も取れて、手間も省けるなんて最強です。